『忍者と殺し屋のふたりぐらし』全話ネタバレ感想|日常系詐欺?今期の覇権?『にんころ』をレビュー【ネタバレあり】

あらすじ
忍びの里から抜け出したくノ一さとこは、街で行き倒れていたところを通りすがりの女子高生このはに救われる。
だがそれも束の間、さとこは里からの追手に見つかってしまう。
しかしそんな追手をあっさりと返り討ちにするこのは。
…なんと彼女の正体は殺し屋だったのだ!世間知らずのくノ一と殺し屋女子高生の危ない共同生活がスタート!
(引用元:公式サイト)
久々にシャフトの日常系アニメかぁ、これは楽しみやなぁ……!ガハハ
なんて甘く考えていたら、(倫理的が)ゆるふわの(非)日常系アニメでした。
登場キャラクター・声優
草隠さとこ(CV.三川華月)
倫理観ゆるキャラ①。物を葉っぱに変える激ヤバ忍者。周りに流されてノリで抜け忍となってしまう。主に〇体処理を担当。絶妙に現実世界にいそう(いない)な雰囲気のアホガールですが、なんか憎めないんですよね。あと、髪飾りの手裏剣かわいい。

CVは三川華月さん。今期は『mono』の雨宮さつき役も演じており、2作品で座長を任されている期待の新人声優。花澤香菜さん曰く、初回アフレコに忍者コスで来たヤバい人らしい。
古賀このは(CV.花澤香菜)
倫理観ゆるキャラ②。殺し屋をやっている激ヤバ女子高生。殺し屋なのでもちろん偽名。主に〇害を担当。さとこの能力が便利なのでこき使っているが、徐々に心境の変化が……?

CVは親の声より聴いた声の花澤香菜さん。最近は姉や母役で出演することが多い印象で時代を感じる。化物語16年前ってマジ?
イヅツミマリン(CV.芹澤優)
今作唯一の良心(殺し屋)。このはをライバル視している。普通に天才で、四次元ポケットから出てくるレベルの道具ポンポンを生み出せる。近年減ってきているギザ歯女子(ありがとう)。全身骨折させられても笑って許す聖女。クララ・バートンかな?

CVは芹澤優さん。全国民に視聴義務のある『プリパラ』でお馴染みの声優アイドルユニット「i☆Ris」のメンバー。『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω』のOPでDJ KOOさんとデュエット(?)してたの意味わかんなくて好き。あと、女優の斉藤由貴さんの姪っ子らしい。
黒(CV.喜多村英梨)
無職でパチンカスのヒモニート。記憶消去を使える忍者だったが抜け忍となる。さとこを抜け忍にした元凶だが、当のさとこは気にしていないどころか黒の顔すら覚えていない。後述の百合子と同棲(寄生)しており、視聴者にイチャイチャを披露してくれる。これには百合厨もニッコリ。

CVは喜多村英梨さん。まどマギスロットでの美樹さやかボイスは気が狂うほど聴いたはず!(青キャラは基本激ヘボ演出なので……)
百合子(CV.大久保瑠美)
前述の黒と同棲している一般人(?)。一見良識人だが、殺し屋や忍者を普通に受け入れるヤバい女。過去にはSNSでのヤラカシがあるっぽい。名は体を表すように百合。筆者も養われたい……。

CVは大久保瑠美さん。筆者もFateのアストルフォに性癖を破壊された者の一人。最近はブルアカのムツキボイスを毎日のように聴いてます。クフフッ(六道骸ではない)。
演出・作画・音楽
演出・作画

作画が軽量になりがちな日常系作品ですが、今作にそんな妥協は一切なく、毎話バトルアニメさながらのとんでもクオリティ作画が楽しめます(まどマギ映画も延期しまくってるし、アニメーターが魂削ってそう……)。円盤特典で制作現場チラ見できるらしい、すごく見たい。
制作はみんなご存じシャフトですが、監督はいつもの新房昭之さんではなく宮本幸裕さんが務めます。『五等分の花嫁∞』や『マギアレコード第2期』の監督をされている方で、公開が待たれる『劇場版まど☆マギ ワルプルギスの廻天』にも監督として参加される方です。今作には、新房監督がよく用いるアニメーションに実写を組み合わせる表現が度々使用されています(個人的にめっちゃ好き)。素人目線ですが、近年の傾向的に今後のシャフトは宮本監督の作品が増えていくだろうと予想されますので要チェックです!
音楽
OPはこのは役の花澤香菜さん、EDはHoneyWorks feat.ハコニワリリィさんが担当されます。どっちの楽曲も永遠に脳内ループされる名曲。最終話はオタクなら例外なく好きな特殊OPで、楽曲の2番が使用されました(歌詞に「ポリコレ」って入ってる曲初めてかも)。EDでは退場した忍者たちが葉っぱに代わる(鬼畜)演出を楽しめます。
感想
忍者と殺し屋の出会い

このは(鬼畜眼鏡女子高生)が生き倒れているさとこの脇腹を蹴り飛ばすところから物語がスタート。空腹のさとこを連れて大戸屋へ行くと、自分だけ定食を注文し、さとこにはおかわり無料の白米だけたらふく食べさせる鬼畜ぶりを発揮。
その後、抜け忍のさとこを追ってきた忍者2人(CVはM・A・Oさんと守屋亨香さん)を瞬殺し、さとこに「モノ」を葉っぱに変える能力で〇体処理をさせます(まぁ、〇体は生きていないのでモノと言えばモノですが……)。ってか、キャラデザも凝っててCVも有名声優なのに、もう出番無し?早くね?
さとこの能力

倫理観ゆるキャラコンビはその後も追手の忍者(名だたる豪華声優たち)を返り討ちにし続け、最終回までに14人を〇害。ってか皆口裕子さんまで出演していましたが、ものの数分で退場しました……。
どうやらさとこの能力はさとこ自身が「モノ」だと認識していれば葉っぱに変えられるようです。倫理観の欠如したさとこにはぴったり(ではない)能力ですね。さらに、時間をかければ建造物クラスの大きさでも葉っぱに変えられるようです。これ頭ゆるふわなさとこが持ってちゃダメな能力じゃね?
このはの心境の変化……

物語中盤には、マリンの作ったロボ子(さとこロボ)を開発。このロボ子、なぜかこのはを完璧に洗脳できているので、ロボ子をさとこ本人だと信じて疑わない様子。このロボ子がきっかけとなり、さとこに対するこのはの態度が徐々に柔和になるなど、このはの心理的成長が描かれます(さとこはアホなままです)。
この作品は、倫理観がぶっ飛んでいるのを利用して、シリアスからぶっ飛んだギャグまで幅広い表現をしています。ロボ子や巨〇化でぶっ飛びギャグ回をやったと思ったら、このはの心理的成長や退場した追っ手忍者の回想などの考えさせられる描写を挟んできます。寒暖差で風邪引きそうです。最終回では、バトルアニメさながらのハイクオリティなタッグバトル(Fate?)を魅せてくれました。
総評

放送前はそれほど期待されていなかった今作ですが、放送後は間違いなく覇権候補となったのではないでしょうか!?
若干、後半にいくにつれてクオリティが下がった気がしなくもないですが、それでもさすがシャフト、全体を通してハイクオリティな作画で放送してくれました。
続きが気になる終わり方ではあったので、第2期の放送や原作漫画も気になります。
ギャグ、シリアス、テンポの良さの三拍子揃った良作の『忍者と殺し屋のふたりぐらし』。シャフトの演出が好きな日常系アニメ(?)好きは必見です。